連帯保証人で実家に迷惑

信用不足で義父を連帯保証人に

神奈川県藤沢市の海岸近い湘南エリアにマイホームを購入したのは、私が30歳の頃ですから15年程前です。 20件以上は見に行き、半年かけてようやく気に入った物件が見つかりました。 でも、希望している金額を借りることができず、妻の父(義父)を連帯保証人にして、義父の家も担保に差し出して融資を受けました。 まさか住宅ローンが払えなくなるなんて、これっぽちも考えていませんが、もしそうなったら「売ればいいんでしょ」という程度でした。

それから15年

15年後の残高 約2800万円
住宅金融支援機構 2200万円
横浜銀行 600万円
主債務者は私。義父が連帯保証人で、義父の自宅が共同担保設定されている

転勤で5年ほど前から茨木県つくば市に引っ越して、マイホームは9万円で賃貸中です。 毎月のローンの支払いは約16万円のため、毎月約7万円のマイナス。

つくばの家の家賃10万円を支払いながら、住宅ローンの不足分約7万円を毎月支払っていくのも限界に近いです。 さらに近く賃借人も退去する予定で、さらに支払いが増え、リフォーム代なんてとても払えそうにありません。

不動産屋に売却の相談に行きましたが、査定では売っても1500万円程にしかならず、足りない1300万円を用意できますかと聞かれました。「そんなお金ありません」というと、「用意できないと売れませんから、お金のご準備ができましたらご連絡ください」と口調は丁寧ですが、相手にもされない感じで追い返されてしまいました。

このまま、支払いができなくて私たちの自宅がなくなってしまうのは仕方のないことなんですが、義父の家だけはなんとか残したい思いでインターネットであれこれ検索して、相談にきました。

義父の家(妻の実家)を残すのが最大のテーマ

ご実家を残すためには相談に行った不動産屋が言うように、足りないお金を用意して自宅を売るか、今のまま支払い続けるしかありません。 本人達がお金を用意することができないのはわかりましたが、義父や親族にもまだ相談されてないということでしたので、まずは義父に事情を説明します。

義父は、「1000万円くらいの保証人になった覚えはあるけど、自分の家(実家)が取られるなんて知らん!」と激昂してましたが、書類を確認しながら淡々と説明していくと、少しずつ事態を理解したようで、怒りの矛先は娘婿へ向けられました。

怒るのもごもっともです。 しばらくは言いたいこと言ってもらい、娘婿であるご主人様も 下を向いて「すいません。すいません。」と言い続けます。

ケンカさせに来たわけではありませんので、落ち着いた頃合いを見て、今後の事について話をすることにしました。
まずは実家を残すための方法を整理します。

実家を残すための方法

  • 1、今までどおり住宅ローンの支払いを継続する(空家なら16万円 or 賃貸中なら7万円の負担)
  • 2、自宅を売却して、住宅ローンの不足金を用意する(約1300万円)

1のこのまま住宅ローンの支払いを続けることは、無理をすればあと1年くらいは何とかできるかもしれません。 でも頑張って支払い続けても、いつか支払えなくなるのは目に見えていますし、入居者を再募集するためにクリーニング、リフォーム代も20万円程かかります。
転職して藤沢に戻ると言う方法もありますが、そうなれば収入も大幅に減るためとても毎月16万円のローンは支払えないようです。

2の不足金1300万円が用意できれば、住宅ローンは消えるので実家を残すことは出来ます。
でも1300万円って、そんな簡単に用意できるお金じゃありませんね。
義父の様子を伺うと、「そんなお金ない」と言い切ることもしないので、現金を持っている可能性はありそうだと感じました。 初回の打合せでは現状と、今後の選択肢だけ提示して終了。

後日、ご家族全員で会社に来てもらいました。 義父から老後の蓄えとして1300万円なら用意は出来きるとのことで、2番目の不足金を用意する方法で進めることになりました。 実家を残す道が少し見えてきましたので、当社としては少しでも高値で自宅を売って、義父の持ち出しを少なくすることに全力で取り組みます。

それから4か月後、少し時間はかかってしまいましたが、1650万円で売ることができたので、諸経費等差し引いて義父の持ち出しは1200万円程で済ませることができました。

しばらくは、毎月5万円ずつ(無利息でも20年かかります)を、義父に返済するようです。

結果としては、住宅ローンの不足金を用意して抵当権を抹消するという一般の不動産売却であり、任意売却ではありません。しかし、「住宅ローンを払えなくて、実家が取られちゃうかもしれない」 と、家族だからこそなかなか相談出来ずにローンの滞納をしてみ、時間の経過によって損害金も嵩み、事態を悪化させてしまうケースが非常に多いのです。

早期に相談して頂いたことが、被害を最小限にとどめ、実家を残すという結果につながった最大の要因だと思います。親子だからこそ、直接言いにくいこともございます。そういった時は、当社のような不動産業者をうまく使って見るのも、一つの解決策となるかもしれません。

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最終更新:2016-09-30
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