母子家庭への取り立て

過剰な心配は無用です

住宅ローンを返せなくなってしまうことは、当然良いことではありません。まずは自分の返済計画が甘かったことなどを、反省する必要があるのかもしれません。でも、だからといって債権者がどのような取り立てをしても良いわけではありません。

返済が遅れてしまい、「会社に取り立てが来ないだろうか」「自宅にきて、家族に怖い思いをさせていないだろうか」「夜遅くに何度も電話が鳴るのでは」と、取り立てにおびえながらの生活では仕事にも集中できませんし、気もおかしくなることでしょう。過剰な心配は無用です。貸金業規制法(貸金業の規制等に関する法律)という法律の条文により、しっかりと規定されているのです。

貸金業規制法21条第1項から抜粋

1、夜中・早朝に取立てをしてはいけません
正当な理由がないのに、社会通念に照らして不適当と認められる時間帯(午後9時から午前8時)に、債務者等に電話やファックス、居宅を訪問することは禁止されています。
2、正当な理由なく勤務先に連絡、訪問してはいけません
正当な理由というのが、微妙な所ですがむやみに、連絡してはいけません。
3、借り手の情報や秘密を、他人に知らせてはいけません
「金返せ」というような貼り紙、立看板等は当然だめです。
4、他から借りて返済させようとしてはいけません
闇金でもない限り、このようなことを言われることはありませんが、親兄弟から借りてでも返済させるように誘導することは禁止されています。
5、債務者以外(家族や親類なども含め)に取立てをしてはいけません
主債務者が支払わないとき、保証人、連帯保証人に取り立てすることは可能です。
連帯債務者については、文字通り債務者ですから取り立て可能です。

実際にあった話

ただ、これはごく稀なケースですが、母子家庭の家で実際に有った話です。支払えないから売却すると苦渋の決断をして、支店にも行って本人から伝えているのに、数日後の夜7時頃、とつぜん自宅に訪問してくるようなこともございました。インターフォンのモニターで、銀行の人だとすぐわかりましたが、近所の目もあるし、あまり顔を見たくないので居留守してしまいました。

後で聞いた所、それまで支払い延長等の相談をしていた銀行の担当者のため、直接話を聞きたいといった熱心さからそのような行動に出たと言うのですが、債務者である女性の立場としては、「だから支店にも行って話してるじゃない!」「ひょっとしてストーカー?」「母子家庭だからと、軽く見てるの?」と色々悩ませれたようです。その後も、週一のペースで訪問し続けるので怖くなり、銀行に「子供が怖がっているので、自宅に来るのは遠慮してもらうように、伝えてもらえませんか。話があるのであれば、伺いますので。」と担当者の上司の方に電話をして、ようやく帰ってもらえたそうです。

こういった手続きが貸金業規制法に抵触するということではありませんが、このようなケースもあるのです。ひどい取り立てにあっていてお悩みの場合は、弁護士や、金融庁に相談することもお考えください。

金融庁 http://www.fsa.go.jp/receipt/soudansitu/index.html

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最終更新:2012-04-05
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