固定資産税も滞納してますが

質問住宅ローンだけでなく、固定資産税(2年分約20万円)も支払いしていません。
マンションを任意売却したら、もう支払わなくてもよいものなのでしょうか。

返答

「売却したんだから、、、」というお考えもわからないわけではありませんが、固定資産税は、1月1日時点に保有している固定資産(不動産)について課税される地方税であり、売却しても現在請求されているもの、及びその年度中に請求されるものについては、売主であるあなたに支払い義務があります(不動産引渡し時に売主と買主で日割りの精算を行いますが、精算方法についてはここでは省略します)。

しかしながら、差押えされている場合は、少し事情が異なります。差押えを解除するためには、原則全額納付(延滞税も含む)しなければいけません。ということは、売却すれば、滞納分はすべて納付して清算されるのですが、そのお金をどうやって捻出するかが問題となります。状況により対応が大きく異なりますので、詳しくは個別にご相談下さい。

住宅ローンと税金どちらが優先?

国税徴収法(法定納期限等以前に改定された抵当権の優先)
第16条 納税者が国税の法定納期限等以前にその財産上に抵当権を設定しているときは、その国税は、その換価代金につき、その抵当権により担保される債権に次いで徴収する。

簡単に言うと、「税金の法定納期限」が登記の受付日(不動産を購入して登記をした日)より先であれば、税が優先するということです。 固定資産税の滞納であれば、不動産を購入してそのあとに固定資産税が課税されるため、税金が住宅ローンに優先するというケースは少ないでしょう。

問題になるのは、自営業の方で住民税(市県民税)を滞納しているケースです。「税金の法定納期限」がやはり問題になりますので、住宅ローンが優先されることがほとんどですが、住民税が年額20万円で5年滞納していれば100万円にもなります。自己破産等をして免責決定がなされても税金は免責になりません。同様に、相互扶助の精神から、国民健康保険料なども免責の対象から外されていますからご注意ください。

つまり任意売却をしようとしても、優先されるのは住宅ローン債権であり、住宅ローンが全額返済できない任意売却において、税金の支払いが優先されるわけではありません。住宅は任意売却できたのに、税金を100万円も延滞している状況では、とても再スタート出来るとは思えません。計画的に進めていくためにも、相談はお早目にされることをお勧めします。

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最終更新:2016-12-15
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