札幌市北区からお問い合わせ。
佐伯さま(仮称)女性
「主人が脳梗塞で入院してしまいました。息子は障害者で手がかかるため、パート程度にしか働けず、マンションの住宅ローンを滞納して3ヶ月経ちます。三井住友海上火災保険の担当者よりから面談したいと言われていますが、どのように対応したらよいでしょうか?」
厳しい状況がヒシヒシと伝わってきます。
まず、収入状況を確認してみると、マンションを売却しても家を借りれるような収入状況ではないようなので少し話題転換。
もしも、家を手放した場合、身を寄せる場所はあるんですか?
「頼れる親戚もいないんで…」
うーん?ますます任意売却ウンヌンという話ではなくなってきた。
何故?って、売却することは手伝えますけど、引越できないければ、不動産の引き渡しが出来ません。今すぐ引越してくれなんてことは言いませんけど、家賃も払える状況でなく、身を寄せる場所も確保できないということですから、販売しようがないんです。
誰にも相談したことがなかったようなので、話をして少しスッキリしたようにも感じましたが、結局あまりお力にはなれませんでした。
所詮は、不動産屋ですね。
それでも私ができることは何かないかと考えても大した方法はなく、NPO法人を紹介し、年内はそのまま住み続けられる (期限の利益を喪失し、競売ですぐに退去しなければいけない状況ではない) と思うので、その間に考えるしかありませんね!なんて話で終了。
こんなふうにあまりお力になれないケースも多々ありますが、一人で悩んでいるよりも解決の糸口がみつかるかもしれません。ちょっと勇気を出してご相談してみて下さい。