事業主の方からの相談で、事業ローン(個人保証)の借入額が多く、自宅の売却を急がなければいけませんでした。 今、売却できれば住宅ローンは完済でき、余った300万円程は税金の滞納分や、引越し代に充てれるのです。
 
運よく相談を頂いてから1週間程で購入者は見つかりましたが、法務局に行くと新たな問題が発覚。 登記簿謄本を見ると、1週間前には記載されていなかった権利部(甲区)に仮差押がついている。 
相談者の話から考えると、保証協会に代位弁済手続きされるまで2カ月ほどあると思っていたが、とっくに代位弁済されていたのでしょう。 相談者に電話して、保証協会から手紙届いていません?と聞いても、
「いやー、そんなの見てないですよ」
そんなはずはないんですけどねー、奥さんがどこかに置いているんでしょうか?
(後で、書類を確認すると、相談を受けた2か月前に代位弁済の通知が届いていた)
相談者はお金が手元に残ると思っていたのにガックリ、購入者も気に入っていたのにガックリ、私もすんなりまとまると思っていたのにガックリで結局は、いつもの任意売却になってしまうのでした。

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