あっという間に夏も終わり、秋かと思えばまた30度近くで蒸し蒸しして、なんか調子くるいます。
さて、昨日は担保不動産競売開始決定の通知が届いたという方のところへ伺ってきました。
これは、お問合せを頂いてから私が訪問するまで、わずか1週間ほどの間に届いたものです。
モザイク薄くしかかけてないので、わかる人にはわかっちゃうかも(^_^;)
何かというと、、、
「競売より任意売却した方がいいですよ。うちに依頼してください。」
という不動産会社、NPO、社団法人等の団体からの手紙です。
手紙だけならいいですけど、直接訪問してくる人もいて恐怖を感じたそうです。
問題は私に問い合わせした後に、急にこのようなことが始まったので、「情報が漏れされているのでは?」と疑われてしまったことです。
もちろん、そんなことはありませんよ。
どうしてこのような手紙がくるのかといえば、競売手続がなされると裁判所は、【配当要求終期の公告】をします。これは、競売申立債権者以外の一般債権者に対して当該不動産に債権があれば申し立てるようその終期を公告するのです。
配当要求について、詳しくは過去の記事を参照ください。
http://ninbai.jp/配当要求終期の公告
つまり、その公告を見て、手紙、訪問で任意売却を勧めるのです。
こういったDMを見て、初めて任意売却を知り、実際に任意売却を依頼して競売を回避できるケースも少なくありませんが、なんかスゴイです。
チラシが数枚入っている程度ではなくて、会社概要のパンフ、任意売却をされた方々の声がかかれたパンフ、任意売却の実例付きマンガなどなど冊子になってるものもあります。
とある業界内では悪名高い会社からの封筒には、DVDまで入ってました(-_-;)
住宅ローンに困っている方とは、見方が少し違ってしまいますが、私の感想としては、「ここまでやるんだ!」 資料が充実しすぎてやや引いてしまいました。
でももし、今このように色々なところから任意売却を勧める手紙が届いているという方は、このまま何もしないでいると競売になってしまうので、任意売却をされた方が良いのかもしれません。
任意売却を検討するときは、資料の充実さも大事ですけど、A4のチラシ1枚だけの会社でもあなたにとっては最高の依頼先かもしれません。良いか悪いか判断するためにも、せめて2社には相談してから、任意売却をするかしないか、どこに依頼するかを決めてくださいね。
任意売却を勧めながら
「提携金融機関からのご融資も可能です」
というパンフレットを同封している会社もありました。なんか怖いですー