電話に出た相手は、明らかにその担当者(荻原氏)の声ですが、外出していて今日は戻らないと言っている。
ひょっとすると本当に他人しれないし、問い詰めたところでどうなるものでもないので、伝言を残して電話を切った。
指値しての購入申し込みをしている場合、他から満額で申し込みが入るのではないか?
など普通は心配するはずなのに、連絡がなく居留守? といった状況を考えるとおそらくこの話流れるな、などと予想していた。
しかし、その予想はすぐに裏切られることとなった。 私が電話してから1時間後、今日は戻らないと言っていた荻原氏から電話。
「ローン申し込み結果はまだなんですけど、事情が変わって現金で購入することになりました。」
どうやら、ローンはいくつか相談しているが、良い返答が得られていないようで、親に泣きつい援助(借りる?)ことになったのであった。
そうなると、債権者側も1900万円でほぼOKしているので、いよいよ契約となります。
ただ、相手の言うまがまま1900万円ではなく、少し歩み寄って欲しいという期待を込めて、親の援助という事情も変わったことですし、荻原氏に
「1,980万円で内諾はもらえましたが、1,900万円までには少し時間を頂くことになるかもしれません。買主様に一度1,980万円で話して頂けませんか」
相変わらず、不服そうな萩原氏な感じなので、
「時間をかけて1,900万円まで交渉することもできそうですけど、その間に2,000万円で購入したいなんて方が現れたら、その方を優先することになってしまいます。 とにかくお客様と相談してご連絡いただけませんか」