任意売却物件だからと、足元をみて大幅な指値をしてくる仲介業者さん。購入者側の仲介業者としては、少しでも安く交渉してあげたいというのは当然のことだと思います。
一方、私は売主側から依頼を受けて仲介をする立場ですから、高く売りたいのですが、頂いた話にはできるだけ耳を傾けようと思っています。
でも、2980万円の物件価格に対して300万円もの指値を当然のようにしてきたので
「なんで」
聞くと、リフォーム費用が思った以上にかかりそうなんでと返答。
築3年のマンションでいったい何をリフォームしたら300万円するのでしょうか?
クロス交換して、フローリング張り替えたってそんなにしません。
そもそも、タバコ吸うので壁紙は変えた方がいいかもしれませんということは伝えていましたので、バカにしてるの?と思い呆れながら
「厳しいと思いますよ」
淡々と返答すると、じゃあいくらならいけるんですか? と何故かキレ気味。
「だーかーらー、2980万円です」
私も任意売却やったことありますけど、債権者側が2980万円じゃないとダメって言ってるわけじゃないですよね! 軽くカチンとくるフレーズの言葉を吐き、しつこく食い下がってくるので、
「難しいと言ってるだけで、出来ないと言ってるわけではありません。そこまで言うなら申込み入れといてくださいよ。フラット35を使うのであれば、承認通知まで取ってくださいね」
そう言って電話を切りましたが、1週間経っても一件書類の依頼の電話もありません。なのでブログアップします。
指し値には根拠が重要だと私は思っています。
売主や、仲介を納得させる根拠があれば、ダメだとしても歩み寄ったお話をしようと思いますし、もう少し具体的な話になるのに、根拠のない指値はバカにしてると思われます。というか私は思ってます。
例えウソでも、「何かしらの納得できる理由」を用意すればいいのになーって思います。
本当はその金額でも仕方ないと、売主様も思っていても根拠がないとYESと返しにくいものです。